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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第5局 観戦記 > 好転直後の失速2008年02月15日 優勢を築いた直後のミスで、「これ以上はない薄さだな。薄すぎるね」とぼやいていた小林。しかし、瞬く間に態勢を立て直す。黒5、7の手順は絶妙といっていい。
黒7で9は白7、黒13、白34でさっぱり。白Aから符号順に白Eと切られると、黒は無事にはすまない姿だ。 白8と換わった実戦は白Aのツケをなくしたばかりか、黒9から13の整形を実現させた。薄かった上辺、中央、左辺の黒がひとつにまとまり、いまや一大勢力だ。白10を打つ際の高尾、石を持っては碁笥(ごけ)に戻すこと3度。頭を何度抱えたか分からない。 片岡「白6では12のソイが相場でした。黒6に白34で何事もありません」 細かいながら再び黒優勢に。以降はしばらく大どころを打ちあい、ヨセ勝負の様相だった。左辺を白26とトンで白地がどの程度まとまるか。 ところが、ここで勝負がついてしまう。黒27では白28にスベられて白地が微増。また、上辺白にFの連絡手段が確保できたため、黒から34にアテる価値が半減した。 黒27では参考図の1、3を決めるべきだった。それから5なら白6の調子で黒7に構えられる。中央は黒地を期待できる姿だ。白6を省くと黒7で白aのつらい生きを強要される。 (松浦孝仁) |
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