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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第6局 観戦記 > 悪手が好手に2008年02月22日 白66とオサえたのが敗着である。黒67を許しては一瞬にしてチャンスが去った。「依田さんのように最も形に明るい人がなぜ」と結城解説者は首をかしげる。
66はノータイム。悪手には何らかの理由があるはずだが、これだけは分からない。坂井ともあろう者が▲とハッたのだからオサえるしかないと信用したのだろうか。 解説者が推すのは参考図の白1である。黒2には白3、5から黒10までと生かし、白11と動き出す。見通しの立たない乱戦は必至で、形勢もまったく不明だ。あるいは依田が感想戦で述べたように、白1でaと押し、黒bと生きたとき、白cとハネるのも有力だった。 悪手の▲も、とがめなければ好手と化す。実戦は黒から102の利きが生じ、白が打ちにくいというより勝ちがたいほど差がついてしまった。 白68は眼形確保と同時に15目近い実利。いまはとにかく辛抱だ。そして白70のツケ、76の廃石利用、88の模様拡大と局面打開に忙しい。チャンスは再びやってきた。 坂井「黒91では102を決め、白Aとかわっておくのでした。いつでも利くと思ったのが大まちがいです」 黒105までと取り込んでかえって損をしたという。 (春秋子) |
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