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黒坂井秀至  七段   対   白依田紀基  九段

接近したが

2008年02月22日

 前譜から白6までの振りかわり、記者は黒がもうけたと早合点したのだが、そうではなかった。白6子を取り込んだ実利は20目ほど。中央をはみ出し、下辺を拡大した白に軍配があがるという。形勢接近だ。このあとの大ヨセのポイントは結城解説者にまかせよう。

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棋譜

 「坂井くんの固さが目立ちます。黒13は14にコスむか28にトブ方がまさったでしょう。黒25は26に抜く一手。これなら計算する必要はありません。黒33も34にハウ方がはっきり大きい」

 坂井のゆるみに、関西棋院の応援団から、また半目勝負かの声があがった。本紙の読者なら、ふたりはいつも半目の争いになることを知っている。しかしきょうの坂井は最後にビシッと決めてくれた。黒49のツケが好手。白54とツケられてあぶないようでも、黒55で何ごともない。参考図の黒1とコウダテを用意して3にツグのは無用の抵抗。白18とぶち抜かれ、一挙に逆転だ。

(春秋子)

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