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黒坂井秀至  七段   対   白依田紀基  九段

8年前に

2008年02月22日

【黒7目半勝ち】257手完

 大差となったのは、依田がまぎれを求め、小さな損を重ねたためである。一例をあげると、白166(8の二)は169(2の十五)の方が明らかに大きいが、白172(10の一)からのコウによるワタリを狙っていたとあれば仕方ないだろう。

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棋譜 25コウ取る(15)、82同(24)、85同(77)、170同(24)、219同(77)、222、225、228、231、234、237、240、243、246、249、252、255各同、257ツグ(24)

 序盤の補足説明を少しだけ。上辺の進行を21世紀ならではと書いたのは正確には誤りだ。20世紀最後の年、つまり8年前の応氏杯世界プロ選手権の依田―李昌鎬戦で打たれている。参考図の黒1、3とツケ切ったのは李で、依田は単に白4とサガり、捨て気味に8と展開した。この手順に李の反省があり、黒7はaにツグべきだったという。以上はすべて結城聡解説者の受け売りである。

 坂井の連勝は不思議ではないけれど、依田の連敗は気になる。しかし1時間を超える感想戦のあと、院生たちを食事に誘って、依田は大ごきげんだったとか。もう気持ちの切り替えはできたのかもしれない。やはり候補の一人だ。

(春秋子)

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