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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ戦第7局 観戦記 > 分岐点2008年02月29日 井山はたった2分で決断、黒49、51と出切って下辺の地を確保した。取り方がさみしい気がするけれど、形勢がいいと判断している検討陣は「おなかいっぱいということなのか」と見ていた。
「ふつうは黒49で58にトンで全体を攻めようとします。ただ、トビ自体がダメを打つ手なので気が差したのかな。白48と黒58の交換なら、白もしのぎがいがありますし」と石田篤司解説者。 黒67までとなると、もう黒Aの切りは狙いにくい。いざとなれば白Bにブツカって、黒C、白Dで眼形を確保することができる。 「▲が働かないようにするのがいいのかと思った」山田は白68のコスミツケから70と割り打つ。 対する黒71、73の落ち着きぶりには、検討陣も驚いた。「凡人は参考図の黒1とツメますが、模様の右側がまだ止まっていないのが気になるのでしょう。左方の黒が弱くなると、左辺の白が固まりますし」と石田解説者。上辺を厚くした井山は、左下黒75のノビに賭けたが、黒87と逃げ、白88と守らせるようではもうかっていない。 実はすでに白が優勢を確立していたというのだが……。 (内藤由起子) |
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