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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ戦第7局 観戦記 > ほろ苦スタート2008年02月29日 【白1目半勝ち】260手完 「井山くんが負けるのは見たことがない」と、関西総本部ではしばらくいわれていた。確かに井山が関西総本部での対局で負けたのは昨年の4月以来、9カ月ぶりのこと。全体の成績も44勝11敗と勝ちまくった昨年に続き、今年も5連勝の立ち上がりだったが、ここで土がついた。
「左辺、もうちょっといい手はありましたか」と、井山は感想戦に集まった仲間に問いかけたがいいこたえはなかった。 「よく研究してみると、黒49(12の十四)、51(13の十五)と出切ってからは、黒にチャンスがないのです」と石田解説者。出切りについて感想を求められると、井山は「そうなんですよねえ……」と、違和感があったことは認めていた。下辺を打つなら、気が差すかもしれないが、黒58(15の十四)と全体を攻める。または手を抜いて上辺の119(9の四)に向かうほうがよかったようだ。 井山のリーグデビュー戦は、ほろ苦い結果となった。 ポイントになったのは、意見が割れていた白48(17の十三)までの判断。検討陣は白2子を取った黒の優位を、過大に評価していたのだろうか。結果からいえば、山田だけが冷静に盤上を分析できていたといえ、終始悪いときがないほどの完勝につなげた。 今年に入って4勝1敗、リーグも2連勝。好調発進の山田の活躍に注目だ。 (内藤由起子) |
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