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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第8局 観戦記 > 初体験2008年03月07日 趙治勲の碁が再び本欄に載るようになったのを喜んでいる読者も多いことだろう。もちろん、昔のことなどまったく知らないという若い愛好家がいてもおかしくない。およそ3年半に及ぶ、ごぶさたなのだから。
趙の負けに終わった昨年12月のリーグ初戦は過激な内容だった。2局目は、力戦派で知られる陳嘉鋭との一戦。記者が趙の盤側に座るのは初めてである。1月24日午前10時、対局開始のブザーをいつもよりも緊張して聞いた。「七番勝負の鬼」の迫力の一端を見ることができるだろうか。 白4までは流行型。黒5では、低く6にカカるのが主流で、昨年の名人戦七番勝負には3度も現れた。黒6が多数派なのは、実戦のようにツケ引かれるのを嫌う棋士が多いためという。 陳は白6、8を誘い、10のノゾキにノータイムで黒11と押す。まずは左辺の幅が焦点になった。白12、黒13の交換があれば白14から左辺を固めても惜しくはない。 上辺黒19は陳の工夫。白20から黒23まで進み、趙は白24に15分を費やし黒Aへの対策を立てる。陳はここでは太刀を振るわず黒25。続いて黒27とノビ切ったが、白28の切りは怖くないのか。 「黒27は上辺19の応援の意味もあるでしょう。ただし味が悪いので、黒29にカケツぐくらいだと思います。27で頑張りきれるかどうかですね」と解説の淡路修三九段。 趙は白Bの動き出しを横目に長考。昼の休憩をはさみ、72分で白32とツケる。 (伊藤衆生) |
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