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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第9局 観戦記 > 初めての筋?2008年03月14日 何だこれは。白100をモニター画面で確認した時、記者はこうつぶやいてしまった。みなさんもそう思っているのでは。
この形で白100にアテ込んでいくなんて、見たことも聞いたこともない。何より黒99と迫られた場面なのだから、参考図の白1と受けておくのが先決ではないか。 石田章「黒は2、4です。これがベラボウに大きく、白は勝てません」 白100で102のツケは黒100の反発がある。かといって白Aとコスむのは黒102で黒Bの急所が浮かび上がる。とても得をしたとはいえない。 実戦の黒は101から右下103のツギを優先。白は104から106に回った。この取引で、白の勝ちが決まったといっていい。 石田「黒101では何があっても102へサガる一手でした。白105、黒C、白101、黒Dで難解な戦いになりそう。ただし、坂井さんにその気がなかったのかもしれません。ここまでの流れで黒が悪いとは感じにくいのです」 白が前譜で中央の境界線をあっさり定めてくれたおかげで、左辺はこれ以上ない規模の黒地になった。荒らしの手段はいくらでもあったのに。これが坂井の判断力を鈍らせたか。まあ、何はともあれ、白100が好手なのは間違いない。黒102以外の受け方では図の黒2、4を先手で防いだことになるのだから。 (松浦孝仁) |
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