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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第10局 観戦記 > 勝ちを読み切る2008年03月21日 夕食休憩をとりたい依田と、どちらでもという高尾。合意はすんなり成立して45分のハーフタイムに入った。前譜の▲から夜戦。△と応じたのが固く、黒1には白2で何ごともない。
「依田先生得意のふるえじゃないかな。参考図の白1から3、5と頑張りたい」との若手の失礼な(?)指摘があったが、これはあぶない。黒6から8も利いたとすると、16までで部分的に生きがない。中央に逃げ道があったとしても、冒険にすぎるだろう。 左下白12に回って小差ながら逃げ切るのは難しくないと踏んで、依田は安全な道を選んだ。次に白Aの差し込みがあって黒13と備えざるを得ない。こたえられない先手ヨセだ。ここはタイミングをはかって黒Bから決めれば、白が最低限の生きを強いられたところ。その差が優劣を決定的にしたのである。 あとのヨセは大急ぎで追っていただこう。黒17、19の好手順から21の取りが最大。これに次ぐのが白22、26で黒26にツケてのワタリを防いだ意味である。白54、56と好形を得れば、黒57以下が権利。黒69までで、どの程度の差か、ヨセの好きな読者は研究されてはいかが。白の1目半か2目半勝ちと数字が出れば合格だ。 (春秋子) |
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