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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第11局 観戦記 > 必殺の狙い2008年03月28日 趙がずっと狙っていた必殺の筋が発動された。黒61のソイだ。
「ひどいねえ」と黄はぼやき、手が止まった。黄には珍しく30分以上も投じた白62に、趙は間髪いれず、黒63に全身で打ちつける。 白が66と動き出すと一本道。黒79でコウになると、趙がぼやく。「気がつかなかった。うまい手があったもんだ」 白が80の1コウだけなら、黒に1コウあればいいと趙は見ていた。しかし黄は黒83のコウ材に、返し技をひねりだしていた。 黄の読み筋は参考図。白84で△、▲、白1と切って左上の黒はいただき、黒2と抜かれても白は7と半分脱出できれば大逆転だ。黒aと切られても、符号順に白hまでで白勝ち。だが、正しくは譜の84で△と出た瞬間に黒2と抜かれ不発に終わる。白68の前に△、▲を交換しなければならなかった。 (内藤由起子) |
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