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黒趙治勲  十段   対   白黄翊祖  七段

逆転せず

2008年03月28日

【黒中押し勝ち】189手完

 黄が投了を告げると、「逆転していたね。黒161(6の七)が決め手で終わったと思ったけど、こっちが終わっていたのか」と趙。

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棋譜 182コウ取る(176)、183三子取る(75)、185コウ取る(179)

 白168(7の四)で参考図の1と出て、黒2と換わっておけば白の勝ちだったと、検討では結論づけられた。しかし「白1と出られれば、さすがに気がつくでしょう。黒12とツイでコウにしなければ、やはり黒が残ります」と王銘エン解説者。

 黒161の「必殺技」を避けるには、白154(3の十三)で166(7の五)に出て黒168(7の四)のオサエと換わればいい。しかしこれでは黒1目半くらいよく、白の勝つ図は見つからないという。

 白は62(14の八)で65(11の八)にハネるのが、唯一のチャンス。終わってみれば、趙の横綱相撲だった。

 とはいえ、ひとつヘタなヨセを打つとすぐ分からなくなるほど細かい状況が続き、黄はぴったりうしろについていた。

 王「こういう碁は難しく、調べるのが大変でした。これも『ヨセ研究会』のメンバーのおかげです」

(内藤由起子)

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