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黒山田規三生  九段   対   白小林覚  九段

両者に後悔

2008年04月04日

 白14とツケた時点の形勢について、両対局者とも「白が追い上げつつもまだ黒乗り」で一致。右下の攻防で白が立ち回って、小林は「ようやく勝負の格好になった」と感じていた。関西総本部の検討陣には、すでに白逆転との意見もあった。

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棋譜 82コウ取る(76)、83三子取る(50の右)、85コウ取る(79)

 白14への対処が難題。感想戦では、黒18にノビていれば白17からの生きを残しても黒リードは続いていたとされ、山田は黒15を後悔した。一方、趙善津解説者は「黒18には白A、黒15、白29がうるさい。白14には黒Aが良かったのでは」と判断が分かれた。共通点は黒15が悪いということ。白16、18に黒19と上辺にツケて攻めを狙ったとき、白20、22の出切りから得をされてしまった。

 ところが、白はこれくらいでは不十分だった。

 趙「20で参考図の白1とツケ、3から9で▲を切り離せば、実戦よりももっと良かったと思います。黒10には白13までで上辺が大きい」

 感想戦でも白3の前に白a、黒bを交換した変化が研究され、白が勝つためには白1しかなかったと結論づけられた。小林は最善手を逃して悔しがる。山田は、左上の攻防を「自信がなかった」と振り返っていたが、逆転だけはさけられた。

 ここからヨセ勝負へ。しかし、小林は形勢を悲観していたようだ。

(伊藤衆生)

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