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黒高尾秀紳  本因坊   対   白井山裕太  七段

攻撃的井山

2008年04月11日

 井山は戦いが好き。こんな仮説をたてて井山の碁を何局か並べた。仕掛けたり、仕掛けられたりした直後にポイントをあげるケースが目立った。

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棋譜

 白30は仕掛けといっていい。ああ、あれかと思っていたら白34のノビ。白38の切りを狙う場合に用いられるという。

 白34で参考図1の1から黒8がおなじみの定石。井山が採用しなかったのは黒aの打ち込みがすぐにでも飛んできそうだから。黒8に続いて右辺を守るようでは大勢に遅れるとの判断だ。

 黒は35ともう一本押してから37、39。白38を許すかわりに右辺をガラガラにする取引を選んだ。白40は当然に見えたが、やや細心さを欠いた。

 片岡「参考図2の白1から3が形でした。黒4なら白5から先に攻めて白aを狙う。黒4でbなら白cから符号順に黒fまでを交換して白4と抜けばいい。いずれも実戦よりまさっています」

 黒43はいかにも高尾らしい落ち着いた一着。右下白へのプレッシャーとなっているのはもちろん、地としても大きい。

(松浦孝仁)

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