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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第13局 観戦記 > 消えた黒地2008年04月11日 白26の打ち込みは検討室でも想定外。高尾も予想していなかったのではないか。黒27はわずか1分の考慮だが、ここにツケる以外に形はない。
バタバタと白30まで進む。おそらく高尾は、まだどうにかなると思っていたのでは。すでに黒は斬(き)られていた。 片岡「黒31と外からアテたのは筋。通常は黒33で整形ができるのですが、この碁では白34の抵抗があった。結局、左辺黒は増えた白地を差し引くとプラスマイナスゼロ。白の勝ちです」 検討室は左辺黒にコミ分の地を見込んでいた。それがさっぱり消えたのだから勝負にならない。 黒31で参考図の1は白2がしぶとい。黒のダメが詰まっているため、白4のハネで連絡しているのを確かめていただこう。黒5には白6が自慢で、全体の黒はまだ攻めを狙われる。 黒47で一段落。井山は上辺白48に15分。もちろん、続く白50に囲っての形勢判断に費やしたものだろう。「白50で何とかなるかと思いました」と局後の井山。いくら高尾でも、もう追いつけない。 (松浦孝仁) |
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