|
< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第14局 観戦記 > 依田の不思議2008年04月18日 依田紀基は不思議な棋士だ。世界最強と思える勝ちっぷりを見せる半面、はるか格下にあっさり負けることも多い。その振幅の激しさは最右翼だろう。
今期を振り返っても強い依田とそうでない依田ははっきりしている。第1ラウンドは小林覚にだらしなく逆転負けを喫し、第2ラウンドは坂井秀至に完敗だった。依田には想定外のつまずき。ただし記者は「2敗したくらいで挑戦者候補からはずすわけにはいかない」と書いた。強い依田がすぐ戻ってくると期待したからだ。 はたせるかな、第3ラウンドの依田は強かった。連勝スタートの前名人高尾紳路に対し、序盤のわずかなリードをがっちり守って完勝。そして迎えた第4ラウンド、3連勝と好調にトップを走る山田規三生を相手に、強い依田を見せつけたと最初に書いておこう。 黒5、白6とカカり合う流行型。近ごろはアマチュアにも広がっており、読者のよき参考になると思う。まず黒7と両ガカリされた場面。解説は史上9人目の千勝を達成したばかりの王立誠九段にお願いした。 「私なら白8でAにコスみ、黒Bと三々に入らせてから白Cにツケます」 実戦は黒15が簡明を旨とする依田流。黒19までと両方を打って働いたという。白も先手を取って不満はなさそうだが、次の一手が難しい。 (春秋子) |
ここから広告です 広告終わり 一覧企画特集
囲碁の本
囲碁関連グッズ
どらく
鮮明フル画面
朝日新聞社から |