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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第14局 観戦記 > 難問の連続2008年04月18日 白56とハジいてコウを取られた場面、「白はえらく難しいねえ」と依田。対局中ではなく、もちろん局後のセリフである。白58、62、64のどれを取っても容易に正解の出ない超難問だ。一つひとつ検証しよう。
まず白58。山田は「左上白70と差し込むのが先だったか」という。黒73と受ければ、白コウ取り、黒61に続いて白Aを決行し、72の切りをコウダテに使う。白70に黒72のツギなら利かしだし、白62から64とツケた場合に働いてくる。有力な代案だろう。 白62と64については王解説者の意見を。 「白62でも70の差し込みは考えられました。あるいは参考図の白1と肩をつき、9までと外回りで行くのも有力。白aが楽しみです。白64はいっそのこと、Aとやったらどうでしたか。コウダテは白B。白Cの連打は強烈なはずです」 一手戻って、依田の黒63が冷静。これをおこたると白63のボウシが厳しくなる。 黒65から猛スピードで進んで振りかわりが完成した。白は実利をもうけたものの、厚みもコウ材も失って、Aを決行できなくなったのが難点だった。 (春秋子) |