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黒依田紀基  九段   対   白山田規三生  九段

さすが依田

2008年04月18日

 黒77とトンで優劣がはっきりした。白は78と消すくらいしかないのがくやしい。できれば白103と切っての大コウを決行したいが、黒のコウ材は左辺に売るほどあり、手が出せないのだ。

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棋譜 82コウ取る(79の右)、85同(79)、88、91、102各同

 白82とコウを取られても、黒はあやまらない。ヨセを兼ねて黒83や89がうるさい限り。白90で96とオサえるとどうなるかは読者の研究にまかせよう。

 コウ材不足の白は92で手を打った。これもくやしい。せめて参考図の白1と助けられなかったのだろうか。

 王立誠「続いて黒2から4と切るのは白9までで黒の失敗に終わります。したがって黒2では譜の黒96とワタるヨセを選ぶことになり、それですこし黒がよさそうです」

 解説者が「さすが依田さんです」と舌を巻いた場面がある。白104と消しに出たときの黒105だった。上辺を受けるようでは、白105、黒A、白Bと攻めを狙われ、まぎれる恐れがなきにしもあらず。それよりも黒105ですべてのわざわいを断つ方が手っ取り早いと踏んだ。白106から上辺は荒らされても、黒117と進出して確実に残るという判断である。

(春秋子)

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