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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ戦第15局  観戦記 >
黒黄翊祖  七段   対   白陳嘉鋭  九段

最善では

2008年04月25日

 白70で参考図の1とツグのは、現時点ではベストかもしれない。黒はいったん2で白数子を取りきる。黒4からの下辺の攻め合いは白19までの一手ヨセコウになり、ほぼ黒を取れている。実戦より状況はいいものの、黒は手を抜き他の大場に先行することができるので、逆転するのは大変だ。「最善でもだめなのがみえているので、白は70にハネたのでしょう」と蘇解説者。

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棋譜  88コウ取る(82)、95同(85)、98、101各同

 つぶしてくださいといわんばかりの白78のツギ。ここで図の1とツゲば、やはりコウになるが、下辺右側の一団が相当、危ない。

 白82のコスミツケに黒は83とアテて、85とゆるまず追及する。「82で生きようとしたのに、まさか取りにくるとは……」と陳は局後、驚きを口にした。「形勢が悪いときには、相手の強手を深く読まないもの。生きてもひどいのにと、陳さんは思ったのでしょうが、黄さんにしてみれば余裕で取りに行っています」と蘇解説者。

 白の負けられないコウが始まったが……。

(内藤由起子)

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