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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ戦第15局  観戦記 >
黒黄翊祖  七段   対   白陳嘉鋭  九段

つらく長い碁

2008年04月25日

【黒中押し勝ち】155手完

 振り返ると、なんと白はノーチャンス。陳にとって、つらい時間の長い碁だった。「こんなに不運なのは、珍しい。全部がんばって、信じられないくらい苦しいコースに入ってしまいました」と蘇解説者。陳の厳しく重厚な棋風が、裏目にでたようだ。

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棋譜  88コウ取る(82)、95同(85)、98、101、104、107、110、113各同、115ツグ(30)、116コウ取る(82)、119同(85)、123同(55)、126同(64)、129同(13)、130同(82)、133同(85)、138同(82)、139同(131)、141同(85)、143ツグ(82)、146同(135)

 コトの始まりは、左下の新型。

 黒9(3の十三)の新しい試みに対して、蘇解説者は参考図を提案してくれた。「白17までいい勝負だと思います。ただ、白1、3のツケノビは先に損をするので、陳さんとしては打ちづらかったのでしょう」

 黒45(11の十七)の打ち込みから、黄は全く緩まず冷静に勝ちきった。

 検討には東京にいた井山裕太七段も顔を見せた。黄とはよきライバル。終わると一緒に帰って行った。

 2敗で踏みとどまった黄は、次ラウンドで依田紀基九段と対戦する。

(内藤由起子)

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