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< 第33期名人戦最終予選1組決勝 観戦記 > いきなりピンチ2007年12月28日 中国や韓国の影響か、定石や布石はおそろしい勢いで変わりつつある。いい例が白24だ。ほんの10年前まではAや星にヒラくのが常識だったが、いまではアマチュアも24とやる。黒Bにカカられるのを嫌うのだろう。
ヒラかなかったので黒25は当然。白30も大切な一着だ。黒に30を許すと右側の白が棒石と化してしまう。 小林解説者は河野の師匠である。弟子を見る目は優しく厳しい。 「河野くんは相当緊張したようです。無理もないでしょう。これまで4度、予選決勝まで行ってリーグ入りを逃しましたから。黒31は肩に力が入りすぎたゆえの失敗と見ます」 参考図の黒1が師匠推奨の軽手である。白2なら黒3と構え、aの反撃を狙う。白2でbとシンを止めれば、黒2とトビおりて形に余裕がある。つまり上下を見合いにする要領だ。 実戦は白32とボウシされてうっとうしい。しかし河野はまだ事態を深刻なものととらえていなかった。黒33と進出して、何の不都合があろうか。 白34とツケられ、河野の顔色が変わった。この好手を軽視していたのである。 (春秋子) |
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