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< 第33期名人戦最終予選1組決勝 観戦記 > 大人の態度2007年12月28日 井山の師匠は関西碁界の重鎮、石井邦生九段である。熱心な指導で定評があるが、3年ほど前、「井山に教わるようになりました」と笑顔で語ってくれたのを思い出す。このときから、今日の活躍が約束されていたのだろう。
黒65はAとアテる最後のチャンスだった。白Bに黒65と打ち、白が手を抜けば黒Cとカケツいでの攻めに望みを託す。 黒が決めなかったから白66は一種の気合だが、なんたる落ちつきか。左辺先行という目前の大きな利益があり、黒Aのアテは白Dとアテ返して腹は立たないのに、あえてもう一手かける。大人の態度といっていい。オトナと読んでもタイジンでも結構。おそろしい18歳ではないか。 黒67、69と河野は待望の左辺に回った。黒が追いついたのではとの検討陣の声を知ってか知らずか、白70のツケがとぶ。 小林「黒71は参考図の1からオサえる方がわずかにまさったでしょう。以下7とツギ、白8には黒9と受けて、そう攻められるとも思えません」 4の前に白7と切り、黒aとかわると、黒b、白c、黒dのカケが成立して白が逃げられず、一挙に逆転だ。 (春秋子) |
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