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< 第33期名人戦最終予選1組決勝 観戦記 > もったいない2007年12月28日 七番勝負いかがでしたか。名人戦史上屈指の熱戦が展開される一方で第33期のリーグ入り3人を決める最終予選も大詰めを迎えていた。きょうから大みそかまで、その模様を大いそぎでお伝えしよう。
まず1組。なんとももったいない組だ。棋聖と王座のタイトルを持ちながらリーグ残留を果たせなかった山下敬吾が、いきなり若手ナンバーワンの井山裕太とぶつかった。これを紙面でぜひ紹介したいのだが、七番勝負が長引いて割愛せざるを得なかった。力戦の末に山下を破った井山が決勝に進み、天元連覇中の河野臨と顔を合わせる。18歳井山と26歳河野。どちらもリーグに入ってほしい、やはりもったいない好カードだ。 白番の井山が8と注文をつければ、河野は黒9とツケる奇策に訴える。黒9のほかに13や14にツケる手のあることを定石通の読者ならご存じだろう。白10と戻って、おだやかな進行になった。解説は小林光一九段。 「黒15は棋風が分かれるところ。河野くんは右側を重視したのですが、私なら単に黒17とツギ、白16とアテさせないようにします」 (春秋子) |