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< 第33期名人戦最終予選2組決勝 観戦記 > 気づかない2008年01月04日 白20の一間高ガカリから28まで、苑田は一連の流れとして見ていたのだろう。ほとんどノータイムで打ち進めた。
ただ一手、白26のブツカリに6分投じたのを除いて。「好みといってはそれまでなのですが、私なら26、黒27は決めず、単に28にアテます」と小林覚解説者。黒26にブツカられるのがいやだというのだろうが、白Aとタケフにナラんでいて、やはり白Bからの切断を狙える。 白30まで右上の黒を治まらせ上辺を拡大しようという構想は、気づきにくく、少々甘いといわれても仕方がないという。黒31のシマリにまわっては、「趙さんはいけると思ったでしょう。これで白の打つ手がないだろうって」と小林解説者。 しかし31は、趙にとって最大の後悔となる。「せっかく黒29と守っているのだから、顔を立てて参考図の黒1とコスミツけて攻めなくちゃいけないよね。あんなきつい手があるとは……」と局後、真っ先に趙は反省していた。白4にカカられても、黒5と押し上げて調子がいい。 趙だけではない。次の白の一手は、だれも思いつかなかった。 (内藤由起子) |
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