|
< 第33期名人戦最終予選2組決勝 観戦記 > 宇宙流のはずが2008年01月04日 「白32にハサまれ、いっぺんに悪くなった。こんなきついとは」と趙。
黒33にコスんで、白34には参考図の1と頭を出したいが、白2、4のうまい筋が待っている。根拠を奪われながら、左辺の白を安定されてはいけない。泣く泣く黒35とコスミツけたが、白36と止められ38にツガれると、弱かったはずの左辺の白二間ビラキを攻めるどころではなくなった。おまけに「▲と黒39が低く、だぶっている感じでいやだねえ」と、記者室の小松英樹九段。苑田自身も好感触だったようで、「白いいでしょうね」。 よくなったと思った瞬間は、よく「魔の時間」になる。10分かけて白42と下辺をトンだが、どうしたことか。 苑田といえば「西の宇宙流」。ダイナミックな棋風だけでなく、「攻めず守らず」「美人は追うな」などユーモアもたっぷり。独特な苑田流格言にファンは多い。 42で白Aにトバないとは、どうも苑田らしくない。逆に黒43と絶好の「模様の接点」を与えてしまった。「白42、44と2手かけて、重厚に構えましたが、スピード化の今、少しかったるい感じです」と小林覚解説者。黒Bに打ち込まれても、白C、黒D、白E、黒Fハネには白Gと切ってどうということはない。 趙は次の手で流れを引き戻す。 (内藤由起子) |
ここから広告です 広告終わり 一覧企画特集
囲碁の本
囲碁関連グッズ
どらく
鮮明フル画面
朝日新聞社から |