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囲碁名人戦七番勝負 第1局1日目ダイジェスト

写真1日目終了図(35手〜74手)

棋譜(35〜64手まで)

棋譜(34手まで)

棋譜(27手まで)

棋譜〈途中図〉先番・張名人(21手まで)

写真第33期囲碁名人戦第1局、張栩名人(左)の第一着に続き、2手目を打つ挑戦者の井山裕太八段=4日午前9時すぎ、青森市のホテル青森、小林正明撮影

 ◆1日目終わる。名人が封じ手

 午後5時33分、張名人が75手目を封じて1日目が終わった。消費時間は張名人3時間33分、井山挑戦者4時間。5日午前9時に再開する。

 午後4時が迫るころ、名人は黒65のツケから67という厳しい着想で、右上白のわずかな薄みをつく作戦に出た。白66と打たれると「裂かれ形」だが、右上隅の黒が固いため悪影響はない。検討陣の見解も「有力な作戦だ」と好評のようだ。

 挑戦者が74手目を考慮中に、封じることのできる午後5時半が近づいていたため、検討陣の誰もが井山八段が封じ手初体験をするものと思っていた。だが、午後5時28分に白74を着手。名人が次の手で封じることを宣言した。

 ◆左下、右上で局地戦

 再開後、名人は左下黒35にノビた。続く黒37は意表をつく切りだったか。挑戦者は24分考えて白38のノビから隅の実利を取る変化を選んだ。

 白46から右上へ転戦。挑戦者が白48のオキで手筋を放てば、名人は25分を費やして黒49とオサえ、51と反発。白58までで一段落した。序盤の上辺の競り合いも含めて局地戦の連続。大方の予想どおり接近戦の連続となっているが、激しい戦いというよりは、細かなポイントの奪い合いといったところだろう。

 また、早打ちの名人に対して、2日制初体験の挑戦者がどんなペースで打つかが注目されていたが、午後4時現在の消費時間は名人2時間58分、挑戦者3時間2分と拮抗(きっこう)している。

 ◆大盤解説会にぎわう

 対局場所のホテル青森の3階では大盤解説会が開かれている。解説は青森県弘前市出身の工藤紀夫九段、聞き手は巻幡多栄子三段。「比較的早い進行で解説しやすいが、難しい」と工藤九段。挑戦者に勝った時のエピソードも披露され、訪れた熱心なファンらは耳を傾けていた。解説会は5日にもある。

 ◆対局再開

 挑戦者がまず入室。記録係の席に座り込んで、棋譜を確認している。消費時間を確認しているのだろうか。対局室を映したモニターがある控室からは「記録係が座っているかのようだ」と声が上がる。続いて名人、最後に記録係の武宮陽光五段が入室した。対局は午後1時に予定通り再開した。

 ◆名人の手番で昼食休憩

 名人が35手目を考慮中に昼食休憩に入った。消費時間は名人1時間26分、挑戦者1時間34分。上辺一帯での競り合いが一段落し、戦いの場は左下へと移った。

 ◆17年ぶりの青森対局

 青森県での名人戦は、小林光一名人に林海峰天元が挑戦した第16期名人戦第3局以来、17年ぶり。4日、青森市内は青空が広がり、会場となったホテル青森の客室からはきれいな陸奥湾が臨める。3日の前夜祭で挑戦者はあいさつで、「青森どころか東北に来るのも初めて」と話していた。

 局面は上辺で小競り合いが始まり、名人が23手目、しばらく考えた上で厳しく打ち込み、席を外した。

 ◆第1局始まる

 張栩名人(28)に井山裕太八段(19)が挑戦する第33期囲碁名人戦(朝日新聞社主催)第1局が4日、青森市で始まった。名人3期の若き名人に史上最年少の挑戦者が挑む注目のシリーズだ。

 午前8時52分、挑戦者が、同54分、名人が対局室に入室した。午前9時、立会人の石田秀芳二十四世本因坊が「定刻になりました」と合図、握りで張名人の先番と決まり、小目に打ち下ろした。

 対局は2日制。持ち時間は各8時間で、5日夜までに決着する。

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