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囲碁名人戦七番勝負 第3局2日目ダイジェスト

写真挑戦者の井山裕太八段を破り1勝2敗とした張栩名人=25日午後、岐阜県高山市、恵原弘太郎撮影

写真張栩名人(右)が井山裕太八段を破った=25日午後、岐阜県高山市、恵原弘太郎撮影

図拡大〈最終図〉先番・張名人(225手まで) 117ツグ(108)、150同(121)、181コウ取る(169)、184同(178)、187同、188ツグ(5)、190コウ取る(178)、193同(169)、196、199、202、205、208各同

図拡大途中図(171〜175手まで)

図拡大〈途中図〉先番・張名人(141〜156手まで) 117ツグ(108)、150同(121)

図拡大途中図(126〜141手まで)117ツグ(108)

写真拡大〈途中図〉先番・張名人(127手まで)

◆張名人が中押し勝ち

 岐阜県高山市の高山グリーンホテル天領閣で24日から打たれていた第33期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は、25日午後4時26分、張栩名人(28)が挑戦者の井山裕太八段(19)に225手までで黒番中押し勝ちし、対戦成績を1勝2敗とした。持ち時間8時間のうち、残りは張名人が1時間37分、井山挑戦者が28分。第4局は10月8、9の両日、静岡県熱海市で。

◆黒やや優勢か

 張名人の左上黒171に対し、井山挑戦者の白172ハサミツケがどうだったかと、検討室では黒がやや優勢との声が出始めた。解説の彦坂直人九段は「白172では黒171の上(4の二)に行っていれば、形勢不明だったのではないかと思います」。

◆名人、ぼやく

 下辺での折衝が一段落し、戦線は左上に移った。白154を見て、張名人がぼやき始めた。「アタマに来た」と傍らのポットのふたをたたき、舌打ち。控室では「黒151が失着で、左上に先着していれば、名人が優勢だった。10目ぐらい損をしたのでは」との声があがった。

◆フリカワリ

 井山挑戦者は上辺の厚みを捨てるかわりに、白128から132と下辺の黒を取りに行き、フリカワリの展開となった。解説の彦坂直人九段は「白128は予想されていましたが、その前の白126ハネはやらなかったほうが良かったのでは。上辺の黒と下辺の白とどちらが大きくなるか、地合い勝負となりそうです」と話した。

◆対局再開

 午後1時に対局再開。井山挑戦者の手番だが、昼食休憩をはさんで、ずっと考え込んでいる。

◆昼食休憩に

 正午ちょうど、井山挑戦者が128手目を考慮中に昼食休憩に入った。持ち時間各8時間のうち消費時間は、張名人が4時間21分、井山挑戦者6時間7分。午後1時に再開する。

◆勝負どころ

 中央付近で険しい攻防が続いている。張名人が黒103から109と上辺の白模様に迫ったのに対し、井山挑戦者は白106から114と脱出を図りながら、下辺の黒をにらむ。解説の彦坂直人九段は「ボクシングでいえば、双方が足を止めて打ち合っている場面。勝負どころです。井山挑戦者は、上辺の厚みを捨てる代わりに、下辺の黒を取りにいくフリカワリも視野に入れていると思います」と話した。

◆名人のパンチ炸裂か

 張名人は右下黒95と三三に入ったあと、中央97に臨み、中央付近で険しい攻防が始まった。白98に対する黒99が返し技の一手だった。解説の彦坂直人九段は「黒95は感覚的にやってみたい手。黒99は読みが入った手で、張名人のパンチ炸裂(さくれつ)という感じです。非常に厳しい」と話した。

◆封じ手は17の十二

 張栩名人(28)に井山裕太八段(19)が挑戦している第33期囲碁名人戦七番勝負第3局は25日、岐阜県高山市の高山グリーンホテル天領閣で再開され、2日目が始まった。

 午前8時52分、井山挑戦者が入室。張名人は53分に入室した。午前9時、立会人の羽根泰正九段が「時間になりましたので」と声をかけ、両対局者が1日目の手順(93手まで)を再現。井山挑戦者が封じた94手目は右辺の一間トビ、17の十二だった。

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