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張栩と謝依旻、日本最強ペアは台湾代表 アジア大会囲碁

2010年11月20日

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写真:台湾チームで出場した張栩、謝依旻ペア=樫山晃生撮影台湾チームで出場した張栩、謝依旻ペア=樫山晃生撮影

 【広州=伊藤衆生】20日に始まったアジア大会初の囲碁競技に、日本囲碁界の男女のトップ棋士、張栩(ちょう・う、30)と謝依旻(しぇい・いみん、21)がペアを組んで混合ダブルス予選に出場した。初戦はマレーシア組に勝って順調に滑り出したが、日本代表ではなく出身地の台湾代表としての1勝。2人は複雑な気持ちを抱えながら“二つの誇り”を持って対局に臨んだ。

 張は10歳で来日。日本棋院の「院生」になって14歳でプロ棋士になった。名人4期獲得など数々の実績があり、今年2月には七大タイトルを制覇。現在、棋聖、十段、王座の三冠だ。日本代表で名人の井山裕太(21)も「日本最強の棋士」に挙げる。ペアを組む謝も12歳で来日し、同じく院生を経て日本棋院のプロ棋士になった。現在は三つある日本の女流タイトルを独占している。

 囲碁界は原則として国籍に関係なく、子どもの頃に来日すれば院生になれる。そこでプロになればみんな「日本の棋士」。張や謝が他の世界戦に出場する場合はおおむね、日本代表として出場してきた。しかしアジア大会は「国籍主義」だ。

 謝は「日本に来てプロになったので日本代表として出たい気持ちもある。『日本の棋士』と『台湾代表』、この二つの誇りを持って戦う。目標はメダルです」。張も「台湾を代表しながら、日本の囲碁界を背負っている」と意気込む。が、「実際は僕たちが出たことで、日本の大きなライバルになったかもしれないけど」と少し複雑な表情も見せた。

 2人は男子団体、女子団体にも出場する予定。ペア碁は組み合わせ次第で日本戦があるかは分からないが、団体は必ず日本戦がある。「打ってみないとわからないけれど、全力で打つだけ。決勝で当たれたらいいかな」と謝。張は「それよりもなんとか(世界の2強である)中国や韓国に一発入れたい」。それはまさに日本代表の念願でもある。

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