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「頭脳五輪」メダル狙え 今秋、北京で第1回大会

2008年5月20日15時43分

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写真「頭脳五輪」への参加について説明する日本棋院の大竹英雄副理事長=東京・日本棋院図  

 囲碁、ブリッジ、チェス、チェッカー(ドラフツ)、シャンチー(象棋=中国将棋)の頭脳スポーツ5競技の世界大会「第1回ワールドマインドスポーツゲームズ」(WMSG)が今秋に北京で開かれるのを受け、日本の各競技団体が16日、東京の日本棋院会館で記者会見を開いた。金、銀、銅メダルが贈られるなど北京五輪を強く意識した大会。日本選手は「WMSGチームジャパン」として団結してメダルをめざす。

 ■5競技70人が参加へ

 会見に出席したのは、日本コントラクトブリッジ連盟、日本チェス協会、日本チェッカー・ドラフツ協会、日本棋院、日本ペア碁協会、日本シャンチー協会の5競技6団体。「5競技が一堂に会する初の大会。勝利に向け頑張りたい」などと、各組織の役員が意気込みを語った。

 WMSGは10月3〜18日、北京五輪の会場で開かれる。100以上の国・地域から3千人近い選手の出場が予測され、個人戦、チーム戦など5競技で36種目が争われる。「チームジャパン」は、最終的に70人規模の選手団を見込む。今後、統一のウエアを着用するかなどの検討を進めながら、連携を深めていくという。

 WMSGを主催するのはシャンチーを除く4競技の国際組織でつくる「国際マインドスポーツ協会」(IMSA)。北京五輪後に当地での国際大会実現を働きかけてきたIMSAに対して、中国政府が協力を申し出て開催が決まった。シャンチーは中国側の強い要望によって、競技種目に加えられた。

 IMSA役員で、国際囲碁連盟事務局長の重野由紀さん(日本棋院棋士)は「将来的にはオリンピックという枠組みのなかにマインド(頭脳)スポーツという一つのジャンルを確立させたい。今回はその第一歩」と意義を語った。

 会見では「4年後、ロンドン五輪に合わせての開催は?」との質問も出た。岡部弘・国際囲碁連盟会長(日本棋院理事長)は、中国の協力を得られた今回の状況を踏まえ、「第2回も、できれば開催への働きかけをしたい」と答えるにとどめた。今後のスポンサー探しなども含め、第1回大会の成果が問われることになりそうだ。

 ■囲碁 候補選手20人発表

 囲碁は6種目に、約60カ国・地域から約600選手が出場する見込み。日本棋院はこの日、プロの候補選手を発表した。国籍での出場が規定されており、日本棋院、関西棋院から賞金ランキング順で選んだ日本人棋士20人だ(敬称略)。

 ▽男性棋士 山下敬吾、高尾紳路(秀紳)、河野臨、小林覚、羽根直樹、依田紀基、彦坂直人、今村俊也、三村智保、山田規三生、坂井秀至、井山裕太

 ▽女性棋士 梅沢由香里、鈴木歩、青木喜久代、小西和子、小山栄美、佃亜紀子、矢代久美子、万波佳奈

 種目は、男子個人戦(最大5人)、女子個人戦(最大3人)、オープン個人戦(アマ2人)、男子チーム戦(5人)、女子チーム戦(3人)、男女ペア戦(プロ2組、アマ1組)。

 アマ4人は未定で、候補選手がどの種目に出場するかという選手構成も、8月までは決まらない見込みだ。なお、台湾から日本の台湾出身棋士に出場の打診がきているという。

 大竹英雄・日本棋院副理事長(名誉碁聖)は「候補に挙がっていても、公式戦とスケジュールの重なった場合は別の棋士に代わってもらう。選手構成は、団体戦に力を入れたいと思っている」と語り、チーム戦で金メダルを目指す姿勢を示した。

 また、将棋界からはシャンチーの日本代表に所司和晴七段が選ばれた。(伊藤衆生)

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