第33期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(9人の総当たり)は12日に打たれた2局の結果、挑戦権争いの大筋が見えてきた。首位を走る井山裕太七段が3勝2敗の趙治勲二十五世本因坊に白番中押し勝ちして5勝1敗と星を伸ばし、2敗同士の対決となった山田規三生九段―坂井秀至七段は山田が白番半目勝ちし4勝2敗とした。5月末時点で4人いた2敗者は、5日に小林覚九段が黄翊祖七段に半目負けしたため、これで山田1人となった。
井山と山田はともに大阪の日本棋院関西総本部所属。関西から名人挑戦者が出る公算が濃厚になった。7月に予定される対局で井山が小林に勝ち、山田が趙に敗れると、8月の最終一斉対局を待たずに井山の挑戦が決まる。井山と山田の成績によっては3敗者にもチャンスはある。