下坂美織さん
早稲田大3年の下坂美織さん(21)が、日本棋院の女流特別採用試験に合格し、4月に囲碁棋士としてデビューすることが決まった。予選などで選ばれた8人による総当たりリーグで6勝1敗の1位になった。下坂さんは高校1年で全日本女流アマ選手権戦で優勝して注目され、大学囲碁部に所属しながら研鑽(けん・さん)を積んできた。「今年が最後と思って受けた」という4回目の挑戦で夢をつかんだ。
北海道帯広市出身。女流アマの優勝がきっかけで高校2年、3年のときにプロ試験に挑んだが予選敗退。上京して大学1年で受けた試験では本選に進んだものの1位にはなれず、トップクラスとの実力差を痛感した。就職を考えるこの時期に、一度はあきらめかけたプロへの道へ再挑戦した。
「院生」としてプロを目指す専門の勉強をした経験がなく、いわば生粋のアマ出身棋士になる。棋戦での活躍が期待される一方、「私はアマチュアであった期間が長い。たくさんの人に囲碁に親しんでもらえるような貢献もしたい」と話した。
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日本棋院の09年度(08年度実施)の棋士採用試験は全日程を終了。下坂さんのほか4月1日付で稲葉貴宇さん(17)、安達利昌さん(17)、伊田篤史さん(14)、村松大樹さん(19)が新初段となる。また夏季採用で大淵浩太郎初段(16)=08年9月1日付=がデビュー。関西棋院では1月1日付で、小野田拓弥初段(17)がプロになった。