2010年8月26日
就位式で「道吾」の号を披露する山下敬吾本因坊
6月に初の本因坊位を獲得した山下敬吾(けいご)本因坊(31)が「本因坊道吾(どうわ)」の号を名乗った。20日に東京都内であった就位式で、自ら披露した。
本因坊は、江戸時代の囲碁の家元の一つで、のちにタイトル戦の名称になった。本因坊となった現代の棋士が号を名乗る習慣があり、近年では高尾紳路九段が本因坊3連覇を達成した2007年に「本因坊秀紳」を名乗っている。
山下は「本因坊道策(1645〜1702)が、歴代本因坊の中ではけっこう好き。あとは(自分が)北海道出身なので」と、号の1文字に「道」をつかった理由を説明。「まだ、呼ばれても誰?という感じですが、何回も防衛して、この号に慣れていきたい」と語った。