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2012年6月5日16時34分
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応氏杯 日本勢4強の壁 独自ルールの国際棋戦

写真:「計点制」による整地。左上黒の中にある白石4個はコミ8点分、中央の黒石2個は罰点4点(白番の時間延長2回)分。右下白の一番端だけ石がないので、白番1点勝ち=応氏杯1回戦から、日本棋院提供拡大「計点制」による整地。左上黒の中にある白石4個はコミ8点分、中央の黒石2個は罰点4点(白番の時間延長2回)分。右下白の一番端だけ石がないので、白番1点勝ち=応氏杯1回戦から、日本棋院提供

写真:「計点制ルール」の整地。左上黒の中にある白石4個はコミ8点分、中央の黒石2個は罰点4点(白番の時間延長2回)分。右下白の一番端だけ石がないので、白番1点勝ち=応氏杯1回戦から、日本棋院提供拡大「計点制ルール」の整地。左上黒の中にある白石4個はコミ8点分、中央の黒石2個は罰点4点(白番の時間延長2回)分。右下白の一番端だけ石がないので、白番1点勝ち=応氏杯1回戦から、日本棋院提供

 4年に1度、オリンピックイヤーに開催される応氏杯世界プロ囲碁選手権の第7回大会が5月23日、台湾・台北市で開幕した。「コミを払えば時間が増える」という独特な国際棋戦。そのルールは、日本の愛好家にはなじみが薄いものばかりだ。

 持ち時間は主要国際棋戦で最も長い各3時間半。他棋戦とまったく違うのは時間延長(35分×3回まで)が可能なことだ。ただし、延長するたびに2目の「罰点」を払う。たとえば囲碁としては5目勝ちでも、3回延長すると勝負は1目負けになる。

 「計点制」というルールも独特。コミは8点(8目)、ジゴは黒勝ち。黒白各180個の石を使い、計算する時はすべてを盤上に埋める。コミや罰点も石に換算するので、結果が明快に分かるという。ほかにも、日本では反則になる着手禁止点の概念が違うほか、黒番、白番は「握り」で当てた方に選ぶ権利がある。

 日本棋院は、時間が碁の内容に与える影響が大きすぎることから、応氏杯を公式戦とは認めていないが、「優勝したら九段昇段」と規定している。優勝賞金は現行の国際棋戦では最高の40万ドル(約3150万円)。

 24人によるトーナメントの今大会。羽根直樹九段、高尾紳路九段、結城聡九段は1回戦で敗れた。趙治勲二十五世本因坊と張栩棋聖(出身地の台北代表)はベスト8に進んだが、準々決勝で敗れて「日本勢」は姿を消した。

 応氏杯は台湾の実業家、囲碁ルール研究家の故応昌期氏が1988年に創設。応氏はコンピューターが人間の名人に勝ったら1億円以上を出すと決めたことでも知られる。

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