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2012年6月19日15時54分
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降格に悔しさと収穫 中国リーグ参戦 期待の若手

写真:一力遼二段一力遼二段

写真:伊田篤史三段伊田篤史三段

 「中国囲碁リーグ」の乙級に初出場した日本チームは、奮戦及ばず最下位に終わり、丙級への降格が決まった。若手育成に主眼を置いた参戦ではあったが、現在の日中の勢いの差が鮮明に表れたともいえる。勝てなかった悔しさや、それでも味わえた充実感。帰国後、メンバーに抜擢(ばってき)された10代2人の言葉からは、次こそはの決意が伝わった。

 日本チームは趙治勲二十五世本因坊(56)、村川大介七段(21)、伊田篤史三段(18)、一力遼二段(15)の4人。16チームが6〜14日に7回戦を行い、日本チームは5敗2分け、個人成績でも28戦して計8勝だった。

 そんな中で、チーム最年少の一力は最終戦で初勝利を挙げた。まだプロ棋士になって2年に満たないが、昨年末に棋聖戦最終予選に進んだ有望株。中国の同世代に歯が立たず、一人結果を出せない現実に苦しんだ。「長い戦いでした。最後は開き直って、ただ自分らしくと心がけた」。プロ4年目、今年のBCカード杯世界選手権で2回戦(32強)に進んだ伊田は手応えも感じた。「3勝4敗、勝ち越せなかったのは残念ですが、内容的には互角に戦えた」

 監督兼コーチの孔令文七段は、選手が悔し泣きする姿を見たという。孔七段は、降格決定を「心の準備ができていたとはいえ残念」としながらも、「現実を知ってもらうことはできた。これを続ければきっと日本は力をつける。来年以降も、勝負というだけでなく、勉強するという姿勢で出場したい」と語った。

 「まずは乙級に戻りたい」と一力、「チャンスがあればまた」と伊田。若い2人は、来年への意欲をみせた。(伊藤衆生)

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