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2012年7月24日16時2分
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若手台頭の中、貫禄示す 朝日アマ囲碁全国大会 河さん優勝

写真:第7回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会で優勝した河成奉(ハ・ソンボン)さん(左)と準優勝の横塚力さん=16日、東京都千代田区の日本棋院会館、金子淳撮影拡大第7回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会で優勝した河成奉(ハ・ソンボン)さん(左)と準優勝の横塚力さん=16日、東京都千代田区の日本棋院会館、金子淳撮影

図:第7回全国大会トーナメント表拡大第7回全国大会トーナメント表

図:【決勝】黒 河成奉(招待) 白 横塚力(東京) 203手完、黒中押し勝ち 168取り返す(70)、187アテる(98)、188ツグ(167)拡大【決勝】黒 河成奉(招待) 白 横塚力(東京) 203手完、黒中押し勝ち 168取り返す(70)、187アテる(98)、188ツグ(167)

 強豪として知られる河成奉(ハ・ソンボン)選手(30)が2年ぶりの優勝を飾った第7回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会(朝日新聞社、日本棋院主催)は、河選手よりさらに若い選手たちの活躍が目をひいた大会でもあった。2位、3位はともに初出場の10代。8強にも21歳以下が5人入るなど、新しい風を感じさせた(年齢は大会開催時)。

■2、3位 初出場の10代

 15、16日、東京の日本棋院会館に集まった57選手(58人の予定が1人欠場)の頂点に立ったのは、第5回大会優勝者で招待選手の河選手。大会終了後の取材に「初戦から碁の内容がよくなかった」と話したが、世界アマ優勝経験もあり、貫禄を見せた。

 ただ今回、注目を集めたのは若手の勢い。10代、20代が全選手の約45%を占め、過去最多となった。準優勝の横塚力選手(東京)は17歳、3位の伊藤健良選手(静岡)は18歳で、共に初出場での快挙。2人とも日本棋院の院生(プロ候補生)だった経験を持ち、落ち着いた戦いぶりを見せた。女性として3回戦まで進み、横塚選手に敗れた新井満涌(みゆ)選手も18歳。2時間超えとなった2回戦直後に打たれた3回戦は、ギャラリーの関心を集めた。

 8強の中でも、21歳以下が5人を占めた。これまで「ヒカルの碁世代」と呼ばれて注目されながら、結果を残せた若手は少なかったが、審判長を務めた上村陽生(はる・お)九段(63)は「若手の層が厚くなった」と話す。今はネット碁などもあり、世界の強豪と打てる機会も多く、恵まれた環境だという。「河選手との力の差はまだある。だが、来年は内容的にも追いついてくるか興味深い」

 「一般棋戦への参加は初」「学生の大会では対戦できない強い相手と打てるのは楽しみ」とフレッシュな気持ちで臨んだ選手も多かった。勝敗にかかわらず、全国の強豪と打つ一戦ごとに得られたものは大きかったのではないだろうか。

 台頭する若手の中で気を吐いたのが、4位入賞した招待の田中正人選手(63)。対戦相手に「独特の打ち方」「予想もできない手」と言わしめ、ベテラン勢も必ず4位までに食い込むという過去6回の流れを守った。

 28、29日に河選手が洪●義(ホン・ソッギ、●は夾の人がそれぞれ百)アマ名人に挑む三番勝負は、第3期以来の韓国勢対決だ。河選手は「おもしろい碁を見せる」と意気込んでいる。(鈴村綾子)

     ◇

 全国大会の特選譜19局が朝日新聞デジタルの囲碁のページ(http://www.asahi.com/igo/)でご覧になれます。

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