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朝日新聞アジアネットワーク
AAN発

第3回朝日アジアフェロー・フォーラム

司会者あいさつ

若宮啓文・朝日新聞論説主幹

2007年11月28日

写真:若宮啓文・朝日新聞論説主幹

 こんばんは。谷内さんについてちょっとご紹介いたします。

 私、かれこれもう二十数年前に、安倍晋三さんのお父さんが外務大臣をやっていたころ、初めて外務省を担当しまして、霞クラブというところで取材をしていたときに、谷内さんに初めてお目にかかりました。当時、皆さんもご存じ、大物次官でありました松永次官の秘書官をされていたのが谷内さんであります。次官秘書官というのは、普通、ひたすらガードがかたいだけなのですが、谷内さんは太っ腹で、もちろん機密は漏らしませんが、ミスリードしないように、非常に的確なアドバイスをしていただいて随分助けられました。松永さんにはほとんどそういう恩はないのですが、谷内さんには大変ある。当時、松永さんは、政治力、根回しに非常に優れ、また、空飛ぶ次官とも言われていたのですが、何と、20年後、谷内さんが同じような評価を得る大物次官としていらっしゃるというのも、ああなるほどなという感じがしております。

 きょうは、そういうご縁もあっていらしていただいたというわけでもないのですが、快く来ていただいたので、ぜひ、忌憚のないところを伺いたいと思います。

 谷内さんを呼ぼうということが決まったときは、実はまだ安倍政権でありまして、しきりに価値観外交ということを言っていたときであります。もちろん、日中、日韓を修復されて、谷内さんなどのご努力もあって、そこを見事におやりになったのですが、一方でそういう価値観外交ということで、これはなんぞやというようなことを主題にしようかということで、では谷内さんだということでお招きしたのですが、その後、福田政権になって、その辺は若干、また様相が変わっているのかなという気がします。

 いずれにしても、3代の非常に個性的なそれぞれ肌合いの少しずつ異なる総理の外交、ま、もちろん外務大臣も、麻生さん、町村さん、今の高村さんやらとなかなか多彩な顔ぶれであったのですが、そのわきで外交の舵取りに当たられている、その辺を伺えればと思います。

 きょうは、アジアフェロー・フォーラムということでもありますので、アジア外交、近隣外交というところに一応フォーカスしてお話を伺って、当然、その絡みで日米その他、広がりが出てくると思いますが、まずはお話をいただいて質疑をしていきたいと思います。

 それでは谷内さん、よろしくお願いします。

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