■特派員リポート 金順姫(上海支局長)
ある死刑判決が中国で波紋を呼んでいる。
宣告されたのは、四川省の女性、李彦さん(42)。支援する弁護士や李さんの弟によると、判決までの経過はこうだ。
李さんは2009年3月に結婚して以来、夫の度重なる暴力に苦しんでいた。殴られるのはしょっちゅうで、火の付いたたばこを顔に押しつけられる、真冬にベランダに閉め出され鍵をかけられる、といった虐待はとどまることを知らなかった。
警察や地元自治組織などに相談したが、保護してはもらえなかった。警察がしたことは、殴打の傷痕が残る李さんの顔写真を撮ったことぐらい。夫に事情を聴くでもなく、何の対策にも乗り出さなかった。家庭の問題だとして、李さんの訴えは取り合ってもらえなかった。
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朝日新聞国際報道部