■特派員リポート 山尾有紀恵(エルサレム支局長)
中東では近頃、ファッションウイークがひそかなブームである。アラブ首長国連邦(UAE)やチュニジア、ヨルダンなど、西洋の文化を比較的柔軟に採り入れている国のみならず、保守的なイエメンでも今年開催されたとの報道を見て驚いた。というのも、イスラム教徒が多い中東では、女性の美しさは他人に見せびらかすものではなく大切に隠すものとされており、不特定多数の人が鑑賞するファッションショーはよしとされなかったからである。これも「アラブの春」の余波なのかもしれない。
そんな中、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラでも4月25〜27日、ついに史上初のファッションウイークが開催された。イスラエルの占領下にあり、移動や物流が制限されているパレスチナで、ファッションショーができるほど多くのデザイナーやモデルが活躍しているとは知らなかった。興味津々で取材に訪れた。
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朝日新聞国際報道部