【吉田美智子】アフリカで60年以上も親しまれている日本企業の味がある。サバのトマト漬け缶詰「ゲイシャ」で、食品商社「川商フーズ」(東京)が製造、販売を手掛ける。近年は安価な類似品に悩まされているが、昨年、「地産地消」プロジェクトを開始、新しいBOP(低所得層)ビジネスの試みとして注目を集める。
特集・アフリカはいまゲイシャブランドは、同社の前身の野崎産業が1911年に米国で販売を開始。第2次大戦後、ロンドン支店の社員がサンプルをリュックに詰めて、当時の英国領で営業活動をしたのがアフリカ進出のはじまりだ。55年にナイジェリア、56年にガーナで商標登録した。
アフリカで、缶詰は貴重なたんぱく源として重宝された。ナイジェリアでは81年に4億缶以上を販売した。国民1人が10缶近くを消費したことになる。
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朝日新聞国際報道部