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■特派員リポート 岩田誠司(サンパウロ支局長)
サッカー大国ブラジルで6月、サッカー・コンフェデレーションズ杯開催直前に始まったデモが、汚職撲滅や医療・教育の充実、さらにW杯開催反対まで訴えてブラジル各地に広がり、全土で参加者100万人を超える大きなうねりとなった。
きっかけは、6月にサンパウロの地下鉄料金が20センターボ(9円)値上げされたことだった。これに反対し、公共交通機関の無料化を訴えるグループが呼びかけたデモは、最初は数百人の小さな動きでしかなかった。参加者は徐々に増え、6日に開かれたデモには約5千人が集まり、繁華街の大通りを占拠するなどしていたが、こんなことは、サッカーのサンパウロ州選手権優勝などでもよくあるし、おもしろ半分の「お祭り騒ぎ」。深刻なことにはならないだろう。まだそう思っていた。
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朝日新聞国際報道部