■特派員リポート 行方史郎(アメリカ総局員)
♪お魚くわえたどら猫追っかけて……。日曜日の夕方に放映されていた「サザエさん」の始まりは、こんな歌詞だったかと思う。魚を盗む野良猫には困ったもんだが、しょうがないといったあきらめ感が漂う。サザエさんの家には「たま」という飼い猫もいて、庭や軒下を自由に駆け回っていた覚えがある。
縁側で三毛猫が昼寝をする姿は、のどかで平和的だし、かつて猫にはネズミを捕まえるという役回りもあったはずだ。最近は「駅長」を務める猫もいて、一定の決まりのもと地域で飼う「地域猫」という試みもある。日本人が猫に向けるまなざしは、どちらかというと温かな気がする。
そんな日本から見るとドキッとする研究成果が今年になって米国で発表された。猫に殺される野鳥が年間24億羽に上り、深刻な脅威になっているというのである。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部