臭くてうまい豆腐 中国・宜賓22008年03月04日 宜賓は、岷江と金沙江という二つの川が合流して長江が始まる地点にできた街だ。「酒の街」として知られるのも、その豊富な水によるものらしい。
酔いをさましながら街を歩いていると夜店がにぎやかだ。道ばたに炭火の鉢を置いた焼き物屋がずらりと並んでいる。 「百里にとどく香り」との看板が目に入ったとたん、異臭が鼻を突いた。豆腐を発酵させてつくる「臭豆腐」。排泄(はいせつ)物のようなにおいである。油で揚げるのはよく目にするが、ここでは炭火でじっくりと焼くだけに、においはさらに強烈に感じた。 意を決して、口に放り込むとブルーチーズのような濃厚な味が広がる。思わず「うまい」と声を上げた。ところが店のおじさんは「まだまだ。もっとすごいのがあるよ」。うれしそうに豆腐の白が気味悪く青黒く変色した「上モノ」を見せてくれた。酒を好む人々はまた、さかなにもうるさいようだ。 PR情報アジアの街角 バックナンバー
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