はずされたコイル タイ・メーホンソン12008年03月10日 ミャンマー(ビルマ)との国境に近い北部の県には多くの少数民族が住む。カヤン族が住むナイソイ村は、電気も届かない山の中にあった。女性が首に真鍮(しんちゅう)製のコイルを巻き付ける風習で有名だ。「首が長いほど美しい女性とみられるのよ」とマフイさん(25)。5歳から、寝るときもはずさない。
この村のカヤン族はもともとミャンマーに住んでいた。国連は難民と認定し、希望者に第三国への出国を認めたが、タイ政府は「迫害を逃れてきた難民ではない」として同意しない。 ニュージーランド行きを希望するゼンバーさん(23)は4歳のとき、ミャンマー軍に追われるように国境を越えた。「タイ政府は私たちを観光資源として利用したいだけ。見せ物じゃあるまいし」。抗議の意味を込め、2年前にコイルをはずした。 (文と写真・高野弦) PR情報アジアの街角 バックナンバー
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