サカモトとの約束 タイ・メーホンソン32008年03月12日 県南部にあるクンユアムは、旧日本軍の拠点があった場所として知られる。インパール作戦に失敗し、ミャンマー(ビルマ)から敗走してきた負傷兵たちが身を寄せ、多くの兵士が亡くなった。1996年に地元有志のかけ声で「第2次世界大戦博物館」を設立。兵器や軍服などが展示されている。
「彼らはみんな優しく接してくれた。民家の倉庫に残された品々をいつまでも放置しておくわけにはいかなかった」と管理者のジョリアさん(74)。建設には、日本の遺族も協力した。 近くに住むパーンさん(80)は日本語の童謡を上手に口ずさむ。14歳のとき、軍の病院で四つ年上のサカモトという兵士に出会った。やがて恋に落ち、両親に結婚を願い出たが、かなわなかった。 帰国を見送ったのは、雲一つない晴れた日だった。涙が止まらなかった。「また会いに来るから」。最後の約束は、いまだ果たされぬままだ。 PR情報アジアの街角 バックナンバー
|
ここから広告です 広告終わり どらく
鮮明フル画面
一覧企画特集
特集
アサヒ・コム プレミアム朝日新聞社から |