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アジアの街角

峠の茶屋の嘆き ベトナム・ダナン4

2008年03月27日

 観光バスで外国人客が峠に着く。15軒ほどの茶屋から店員が飛び出し、地元産のヒスイ製品や絵はがきを売り込む。店主のレ・バン・グアンさん(42)はこぼす。「昔に比べ車は8割、売り上げは7割減だ」

写真

ハイヴァン峠の観光客ら

 ダナンの北30キロ。南シナ海を望むハイバン峠。古くはベトナムとチャンパ王国の国境であり、20世紀、進駐した日仏米の軍事拠点にもなった。峠を境に温暖な南と冬の厳しい北とで気候も人々の気質も異なる。

 峠を越えるにはカーブの続く20キロの狭い山道を1時間半も運転する必要があった。土砂崩れや落石も事故もあった。

 05年6月、東南アジア最長の6.3キロのトンネルが完成、10分ほどで通過できるように。東西回廊を支援する日本政府が189億円の円借款を供与、日本の技術も採用された。「車両数は年2割以上伸びている」。トンネル事務所の職員らは誇らしげだ。

(文と写真・柴田直治)

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