2008年4月1日
自らが手がけるシラチャー最大規模のコンドミニアムの模型を前に笑顔を見せる宮崎保雄社長夫妻
外国人の多い街には必ず家具やお手伝いさんつきのアパートがある。ここでは滞在者の大半が日本人だ。ワンルームの簡素な部屋が主流だったが、今は2LDKの部屋があるアパートが次々と建つ。家族連れの日本人の増加に対応するためだ。
不動産業のタジさん(25)は、この5年で中心街が様変わりしたと驚く。日本の飲食店が急増し、カラオケ店が乱立。現地の若者のバイト先となり、親たちは日系の工業団地で職を得た。アパートでは日本語のテレビ放送と新聞が必需品に。「日本人から多くの恩恵を得ている」とタジさんは喜ぶ。
団塊の世代の退職を見込んだ動きも出始めた。31階建て570部屋という、ここでは最大規模のコンドミニアムが再来年に完成する。事業主の宮崎保雄社長(58)は「暖かい海外でのんびり暮らしたいと考えるシルバー世代は多い」と見て、「第二の人生」の居住先として売り込むという。