2008年6月6日
ほおにタナカを塗るパオさん(左)。手に持ったタナカの木をすり下ろして水で溶かし、顔に塗る
泥のようなものを顔につけた女性が多い。「タナカ」という木をすりおろした粉を水に溶かして塗っているのだという。ミャンマー(ビルマ)では、最近は若い男性も使う伝統の天然化粧品だ。
日焼けから肌を守り、美白効果もあるらしい。5歳から使っているという自営業のパオさん(35)は「暑い日には体温を下げる効果もあるのよ」と言って、母親(60)と一緒に作り方を教えてくれた。
水をたらすと粉がペースト状になり、それを指で顔に塗りつけていく。甘い香りが漂う。タナカの木が持つ自然のにおいだそうだ。
もちろんミャンマーでも、日本で売られているような普通の化粧品も手に入るが、「人工的な商品は信用できない。天然がいい」とパオさん。最近は果物や花のエキスを配合したタナカも売られているという。(文と写真・山本大輔)