2008年7月24日
テント内では携帯電話が市場の半額で売られていた=28日午後、四川省都江堰市、岩崎央撮影
倒壊した商店街の前で、テント張りの店が軒を並べている。食料品や衣料品など何でもあるが、特に目立つのは携帯電話だ。大通り沿いに数十店が立ち並び、客を奪い合っている。
近くの商業ビルが損壊し、テナントだった店が屋外で営業を始めた。テントでは家賃がかからず、どこも激安の被災地特価だ。ある店では、地震前に450元(約7千円)の機種が200元に。298元分の通話料込みで280元という「震災携帯」まで登場した。携帯電話は、地震後すぐに復旧。被災者にとって欠かせない道具になっている。商機とみた業者が市外からも参入して競争が激しい。
「店が多すぎて1日4、5台しか売れない。利益は以前の10分の1」。店長の一人、劉凱さんは嘆く。自宅と店を失い、仮設テントから今の店に通う。「排ガスと砂ぼこりがきつい。早く店を再建したい」