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【素顔のバグダッド】
 
日常は「ココナッツ掻き」から スリランカ発番外編

赤いサンボル
赤いサンボル

都会型のココナッツ掻き
テーブルに据えつける「都会型」のココナッツ掻き

田舎型のココナッツ掻き
腰掛ける台座に据えつけられている「田舎型」のココナッツ掻き

赤堀久美子 プロフィール

 大きな犠牲を出したスリランカ沖地震の被災地では、日本を含め様々な国のNGOが奮闘しています。支援活動は災害の一報を受けて実際に現地に入り、被害を確認するところから始まります。「素顔のバグダッド」の筆者が働くNGO「ジェン(JEN)」の木山啓子事務局長も支援に飛んだそうです。多くの被災地を踏んだ木山事務局長も災害の規模の大きさに呆然としながら、被災者たちの中に入っていったといいます。「バグダッド」番外編として、帰国したばかりの木山事務局長に、現地で拾った小さな呟きをシリーズで伝えてもらいます。

   ◆   ◆   ◆

 支援の現場ではニーズの確認がとても大切だ。ただ、緊急事態で必要なものはほぼ決まっているので、「何が必要か」ではなくて、「既に手配されているものは何か→だから足りないものは何か」を確認することが多い。なけなしの資源で準備したものをだぶらせないためだ。

 ジェンはスマトラ島沖地震の支援として、スリランカで生活必需品を配布することにした。足りないものを確認すると、「いつも通り」のものがリストに並ぶ。鍋、皿、スプーン、バケツ…。

 ところが、そこに、私が初めて聞くものが載っていた。ココナッツ・スクレイパー(ココナッツ掻き)。

 「何それ?」と他のNGOにも聞いてみたが、やはり同じものがあがっている。確認すると、名前の通り「ココナッツを掻き出すもの」だという。スリランカのあちこちで、ココナッツ・スクレイパーが要請されている。

 同じスクレイパーにもテーブルに据える「都会型」と、腰掛ける台座につける「田舎型」といった細かい違いがあるそうだが、結局、みんなが「まずはココナッツ・スクレイパーがないとね」と感じていたのだ。

 スリランカの食事を聞いてみると朝、昼、晩、三食カレーとのこと。付け合せにいつも出てくるのが、サンボールというココナッツに辛い味をつけたものだ。都会でも田舎でも、カレーにサンボール、は変わらないらしい。

 私たちが支援した新潟県中越地震の被災者の方々が、カップラーメンを毎日は食べられないとおっしゃっていたことを思い出した。食べ慣れた、自分たちの味を噛みしめる所から復興が始まるのかもしれない。 (05/01/31)


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