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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com >歴史は生きている >2章:日清戦争と台湾割譲 >教科書を比べる > 日本―「日本側の論理」を説明 〈教科書を比べる〉
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![]() 列強の中国侵略を描いた風刺画。日本の教科書に載っている |
台湾では「国民中学・社会」(南一書局)の中国史部分の「清末の改革の挫折」で、戦争について1ページを割く。戦局は地図で示し、記述は二十数年前の教科書と比べるとあっさりしており、敗戦の意義を次のように位置づける。
《甲午戦争の失敗は、銃砲と軍隊の装備のレベルの改革だけでは自らを強くするには足りないことを証明した。》
一方、戦争がもたらした台湾の日本への割譲は、中学1年の台湾史部分で学ぶ。50年にわたる植民地時代を16ページでたどる。台湾の地方長官らを担いだ台湾民主国建国や先住民の蜂起など日本への抵抗に始まり、経済発展や社会制度の整備から皇民化運動まで植民地の功罪を述べている。そのうち、割譲時についての記述はこう書いてある。
《台湾の名士と平民は唐景●(タン・チンソン)や丘逢甲(チウ・フォンチア)らを推して『台湾民主国』を造り、外に支援を求めようとしたが、成功しなかった。》
《「生きて捕らわれるより、死して義民とならん」台湾各地では抗日運動が絶え間なく起きた。》
教育部(教育省)国民教育局の歴史教育担当の林純如(リン・チュンルー)さんは「教科書の記述は開放的で中立になってきた。日本時代についても『日本の占領』と『日本の統治』という言い方があるが、最近は『統治』が増えてきた。国民党時代は日本との断交もあって、『恩を仇(あだ)で返された』といった感情的な記述があった」と、新旧の違いを説明した。
●=やまかんむりに松
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