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2012年3月8日22時5分
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ルーマニアで「魔女狩り」騒動 呪いに大金、政治家も

写真:呪術で使う道具について説明するチレシカさん=ブカレスト、玉川透撮影拡大呪術で使う道具について説明するチレシカさん=ブカレスト、玉川透撮影

 東欧ルーマニアは「魔女」が力をもつ国だ。「呪い」で大金を得ていたとして昨年12月、人気魔女が逮捕され、芸能人や政治家も巻き込んだ大スキャンダルに発展した。法律で規制する動きもあるが、「現代の魔女狩りだ」との声があがり、実現していない。

■巨額の報酬次々に判明

 逮捕された魔女はメリッサ、バネッサと呼ばれる30〜40代の2人。いずれも、テレビ番組にも出演する売れっ子だった。

 警察などによると、メリッサらは人気女優(39)から母親との遺産争いの問題で相談を受け、母親が別の魔女に依頼してかけた「呪い」を取り除く見返りに法外な報酬を要求。現金や高級車ポルシェやブカレスト市内のマンションなど45万ユーロ(約4700万円)相当を受け取っていた。この女優がメリッサらとの関係を絶とうとしたため、仲間の5人の男たちを使って「自殺に追い込む」などと脅迫した疑いがもたれている。

 さらに、ルーマニアの有名サッカーチームのオーナー夫人は、夫の愛人から呪い殺されないための呪術の報酬として40万ユーロ(約4200万円)を支払っていたことが判明。人気サッカー選手も10万ユーロ(約1050万円)で、国外の有名チームへの移籍がかなうよう祈願していた。効果があったかどうかは分からないが、フランスのチームに移籍を果たした。

 一方、ブカレストのオプレスク市長は、2008年の選挙戦でメリッサらに加勢を依頼。09年の大統領選で敗れたジョアナ元社会民主党党首も、現職のバセスク大統領が「強力な魔術師を雇っている」と知り、助力を請うていたという。

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